事故による高次脳機能障害　障害基礎年金2級　年間約81万円受給できたケース

相談者：男性（50代前半）
傷病名：高次脳機能障害
決定した年金種類と等級：障害基礎年金2級
受給額：年間約81万円

相談者様の状況

お姉さまからお問合せいただきました。弟さんが高校生3年生の時にバイクを運転中に事故に遭い、左前頭葉の脳挫傷の手術を受けられたそうです。事故から1週間以上意識が戻らない状態が続き、その後意識が回復しリハビリを行い復学されたそうです。身体的な能力は回復しましたが、家族や友人から性格が変わったようだと言われていたそうです。物忘れが多くなり、同じ話を繰り返したり、暴力的になることもあったそうです。高校卒業後は父親の内装業の仕事を手伝っていましたが、父親が高齢となり廃業したため職を失い、その後まともに仕事に就くことができなかったそうです。障害という認識が家族にはなく、たまたま腰を打て病院を受診したときに、医師から高次脳機能障害と診断され、障害年金の申請ができることを教えていただいたそうです。自分で手続きは無理だと思い、弊所にお問合せしてくださいました。

相談から請求までのサポート

お仕事でお忙しい中、当センターにお越しいただきました。高次機能障害の原因と考えられる事故が起きたのが33年も前であったことから、事故の証明も取れず、初診の証明も取れない状況でした。当時事故の対応など行われたお母さまがすでに他界されており、お父様も認知症になられ、詳しいことはほとんどわからないような状況でした。お姉さまになんとか第三者証明を書いて頂けそうな方がいないか確認したところ、高校3年生当時の担任の恩師と連絡を取ることができ、事故で欠勤していたことなどを書いて頂けました。他にもお姉さまの友人などにも書いて頂けました。わかる範囲で事故状況届も記入して提出いたしました。